1945年6月23日
沖縄にとって、戦争が終わった日である。
この美しい大地で激戦が繰り広げられたのは大昔の話ではない。
70年前沖縄で20万人もの人が亡くなったのだ。
これは人類にとって忘れてはいけない記憶にしなければならない。
こうゆう過ちを二度と繰り返してはいけないのだ。
しかし〝人間は簡単に忘れる〟のである。
これは人類をバカにしているわけではない。
世の中の多くの情報の中で生きている人間は簡単に忘れてしまうものなのだ。
だから慰霊の日という特別な日として手を合わせるのだ。
私はメディア人としてこの特別な日を後世に残さなければならないと思っている。
しかし我々の時代の人は戦争を知らないのだ。
世界では毎日どこかで戦争が行われている状況であるにも関わらず、我々にはイメージがつかない。
ニュースでせいぜい1分流れる程度では無理もない。
その中でも戦争体験の話は貴重である。
私の祖母は沖縄出身で戦争を体験した。
しかし戦争の話をしたがらなかった。
きっと苦い記憶があるのだ。
戦争を体験した人の中にも話したがらない人は少なくない。
だからより戦争体験の話は貴重なのだ。
話すとは勇気のあることなのだ。
そして話す人は使命感をもって話している。
だから我々はなによりも耳を傾けるという姿勢が必要であると思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿