別役実 作の『会議』の舞台を見た。
知り合いの劇団が催していたので観に行ったのだが、その脚本に圧倒された。
劇団の演技がひどかったというのもあるのだが、脚本の構成や言い回しがとても目立った。
その内容には哲学的要素があり途中まで、聞き手にはそれを気づかせない。
そして物語の転換期に私たちを圧倒させる。
締めには心地よく終わったのか、もやもや感が残ったのかよくわからなく、私たちが『終りだな』と感じた部分でしっかり終わっていた。
聞き手を考えさせる意地悪な話ともとれるが、
何も考えさせる間も与えないただのおかしな話ともとれる。
そして私はこの話に聞き入ってしまった。
もやもや感が残り考えさせられてしまった。
話を探求するのが好きな私は、この人の他の作品も観たいと思った。
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