ここではアート、エンターテイメント、アニメーション、漫画、の部門に分かれており、メディアの総合的な展示を施している。
私が特に良かったのは、 アート部門にある、暗闇で走るライトの列車がとても印象的であった。
そこは暗闇でミニチュアの様々な建物が設置してある。その間を前にライトを向けた列車が 走る。
ただそれだけなのだが、その空間が 素晴らしく美しい影をつくり出す。
小さな影は大きくなり消えて行く、するとまた小さな影が現れる。
とても幻想的な空間からまるで自分が列車の乗ったような感覚になる。
不思議な体験だった。
学生のCGコンテストも面白かった。
ライトの出ていないライトから光がでて、その光から何もない場所に影がでる不思議な作品など、
学生ならではの面白いものであった。
日本のメディアはこうやってもっと盛り上げていかなければならないなと強く感じた。
今では簡単に観られるテレビもこうしたものから出来上がっているのだ。
技術が発達しメディアの形がどんどん変わって行く中でこそメディア芸術祭の価値があるのだ。
この日に観た作品がとても刺激になった。
同じ創り手として尊敬できる制作者ばかりだった。
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