2015年6月10日水曜日

ワンマンカメランの音収録

ワンマンカメラマンでの音収録について考えてみた。


ビデオカメラマンにとって、映像を綺麗に取る事は当たり前であり得意分野である。

しかし音声を綺麗にとれといわれるとなかなか難しい。



なぜならそれは音声マンの仕事とすることが多いからである。


音声マンは音声ミキサーを腰に掲げ、音声だけをしっかりとる為の音声収録のスペシャリストである。


ブーンマイクでマイクをしゃべり手の上に配置しミキサーで調節した音をカメラに送る人だ。

テレビ等のロケで見た事がある人も多いだろう。



さてテレビロケのような予算の立つ仕事であれば、音声マンを呼びなんの問題もないのだが、ワンマンカメラマンとなると、話は変わってくる。



カメラとマイクの両方に気を使わなければならい。

一人でカメラマイクとワイヤレスマイクでなんとか音を拾うのである。


カメラマイクは指向性ガンマイクなどを使いより周囲の音を少なくし、ワイヤレスマイクはピンマイクを話し手に取り付けるか、もしくは手持ちで近づけて声を拾うだ。



いずれも周囲の雑音を少なくし、よりクリアに話し手の声を収める為の手段。


しかしワンマンだと、いずれも急な撮影には対処できない。



仕事によっては急なインタビューを迫られることは多々ある。




私はウェディングの撮影をすることが多いだが、現場では急なインタビューはしょっちゅう訪る。


そこで私なりに考えてワンマン用 マイクを作ってみた。




ピンマイクを教師がよくつかうポインターに取り付けてツインシューマウントに設置。



カメラ頭部にライトと共に設置。
ピンマイクとカメラINPUT2の中継にPCMレコーダーをかまして押さえをとる。
ステレオミニ-キャノンオスケーブルでカメラ本体INPUT2に。





チャンネル2をINPUT2に切り替えてピンマイクをすぐ使えようにする。
ピンマイクを斜めに上にむけて、カメラ画面にマイクが入らないよう調整。





約一メートルほどの音とり棒の完成。
これで急な取材などに対応できる。
実際、ウェディング現場では最適な音どりができた。
今流行っている、自撮り棒のような形で、音撮り棒とでも名付けよう。

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