2015年6月19日金曜日

TSUTAYAにタルコフスキー!!



板橋駅前TSUTAYAに行ったらタルコフスキーのDVDが並んでいた。


私はタルコフスキーの大ファンで全てを視聴したが、かつてはタルコフスキー映画作品を普通のレンタルビデオショップで借りようとしても置いていなかった。
方法は映画祭などの特別上映でみるか、あるいは渋谷TSUTAYAまで行ってビデオテープを借りるかだった。

しかし
タルコフスキー映画を上映する事は少なく、
レンタルショップでは昔のビデオテープ再生機を使わなければならなかった。

しかもレンタルショップでは数が少なく貸し出し中が続いてる事が多い。


非常に大変な思いをして全てを視聴したのを覚えている(DVDを購入すれば早いはなしだったかもしれない)。


そのタルコフスキー映画が家近くのビデオショップTSUTAYAでいつでも借りれるようになったのだ(もしかして期間限定かもしれないが)。





タルコフスキーといえば世界ではじめて哲学を映像にした人物だと言われている。

それだけに難解な作品も多い。



個別でいうと「惑星ソラリス」、「ストーカー」

この作品はSF映画である。

いずれも難解な作品であり、現実ではありえないシニュエーションが物語になっている。
タルコフスキー映画の物語は深層心理を描くものが多い。




そして「 鏡」、「ノスタルジア」

これは作者の自伝的要素がふくまれた映画だと言われている。
タルコフスキーという人物を浮きだたせる作品といえるだろう。



「僕の村は戦場だった」「アンドレイ・ルブリョフ」
はタルコフスキー作品でも非常に見やすい映画だと思う。

非常に見やすい映画とは一人の人物の物語で構成されているからである。
しかしストーリーは非常に感慨深い。




そして
私が非常に心を打たれたのは「サクリファイス」である。

この映画はカンヌ映画祭でも4賞を受賞している。
そしてこの作品がタルコフスキーの遺作となる。

内容はみてほしいのだが、核に対する人間の恐怖と暴力を描いている。



このようにタルコフスキー映画を見てみたが、
全体としてタルコフスキー映画の映像美は素晴らしい。
哲学を映像にしたとはこのことから言われているのかもしれない。

映画は言葉で語るものでなく、映像で語るものであるように思う。
耳の情報からそれにあった絵を出すのではなく、
絵の情報からそれにあった言葉がでるのである。



TSUTAYAのおかげで
これから眠れない夜が続くかもしれない。

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