ニキータ・ミハルコフ監督
『愛の奴隷』を観ました。
革命で揺れる国の中で愛に燃える有名女優の姿を描いた映画。
女優の好きになる男は革命に燃える男ばかり、女はそれでも自らの使命を捨て男に連れ添います。
しだいに男の夢を追いかける事が彼女の使命になり、女は愛の奴隷となりました。
ソフトフォーカスがかかったような淡い映像や、同じ絵を色温度を変えてみせる手法など様々な表現を駆使し物語の中の男女の思想を描いていました。
男女の会話の終に去って行く片方の後ろ姿にソフトフォーカスをかけ幻想的なシーンを作り上げていたシーンからは、
ロシア映画でよく使われる、声にエコーがかかったような言葉で表現しています。
元は俳優をしていたニキータ・ミハルコフ監督。
役者が役者を描いた面白い映画でした。
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